研究を社会実装へつなぐ

Society 5.0 × IoT × AI × Robotics

亜原理研究室では、現場や地域社会が直面する課題を起点に、IoT、AI、データ活用、ロボティクスを融合した研究開発を行っています。 学術的な新規性だけでなく、プロトタイプ開発、実証実験、導入可能性の検証までを視野に入れ、社会に実装できる技術へと磨き上げることを重視しています。
Philosophy

社会課題起点で、実装可能なイノベーションを生み出す

研究室の中心にあるのは、「技術のための技術」ではなく、「現場で役立つ技術」をつくるという姿勢です。 地域企業や自治体との連携を通じて、研究成果を現実の課題解決へ接続することを目指しています。

研究の出発点

災害対応、ものづくり現場の高度化、意思決定支援など、実社会にある具体的な課題から研究テーマを設計します。 導入先の運用や制約まで考慮した上で、実用性の高い研究計画へ落とし込みます。

研究のゴール

アイデア提案にとどまらず、設計、試作、評価、実証までを一貫して行い、導入可能なシステム・サービスとして形にすることを重視します。 学生にとっても、理論と実装の両面を学べる実践的な研究環境です。

Research Areas

研究テーマ

防災・減災

災害時の避難支援や情報共有の課題に対して、デジタル技術を活用した防災DXを推進し、 自治体や地域社会と連携した実証型研究に取り組みます。

車中泊避難支援 防災DX 自治体連携

スマートファクトリー

品質管理の自動化や現場データの活用を通じて、地域企業のものづくり現場における省人化、 高度化、DX推進を支援します。

品質管理 IoTプラットフォーム 生産DX

AI・データインテリジェンス

機械学習、画像認識、予測分析を用いて、多様なデータから有用な知見を導き出し、 意思決定支援や業務自動化につながる知能化技術を研究します。

機械学習 画像認識 予測分析

ロボティクス

ロボティクスは独立テーマであると同時に、各分野の成果を現場実装へつなぐ横断基盤です。 センサ統合、制御、移動体、実世界での自律化を支える技術として位置づけています。

制御 センシング 実装基盤
Disaster Prevention & Mitigation

防災・減災

連携協定締結式
防災・減災研究ポスター

地震や豪雨などの大規模災害時には、避難所の満員や乳幼児・高齢者・ペットへの配慮などから、車中泊避難を選択せざるを得ない人が少なくありません。 しかし、狭い車内での長時間避難は、血栓症やエコノミークラス症候群を招き、「災害関連死」につながる危険があります。

亜原理研究室では、こうした課題に対応するため、車中泊避難者支援・在宅避難者支援を含む防災DXの研究に取り組んでいます。 避難者登録、健康状態の把握、支援ニーズの管理、関係機関の情報共有を一体的に支える仕組みを、自治体の実務や災害現場での運用まで見据えて設計・実装しています。

熊本を拠点に、行政や地域と連携した実践的研究を進めるとともに、社会実装と国際展開も推進しています。 本研究室は、産官学および地域コミュニティとの協働を通じて、災害関連死を防ぐ実効性の高い支援の仕組みづくりを目指しています。



関連ニュース

2026.04.16産学官連携で実現、熊本市車中泊避難者支援ガイドラインを策定 2026.04.15Japan's Kumamoto Pref. marks 10 years since two massive earthquakes 2026.04.02熊本市、車中泊用避難場所開設へ「やむを得ず」選択の避難者向け 2026.04.02【熊本地震】10年前を教訓に…車中泊避難のマニュアルとガイドラインを作成 2026.03.27車中泊支援 関連死防げ ―スマホ活用で健康状態を共有― 2026.03.19情報学科 亜原理有教授が国際共同研究プロジェクトのキックオフ会議に参加 2026.03.13車中泊の避難者を健康に Bosai Techと連携し自治体向けシステム開発中 2025.12.12「熊本市車中泊避難実証実験」に本学情報学部亜原理有教授が協力 〜国内初!デジタルとアナログの比較検証を実施〜 2025.12.11車中泊マニュアルの策定情報学科が熊本市と初の実証実験 2025.09.24情報学科・亜原理有教授発案を基盤に、国際共同研究がニュージーランド王立学会に採択されました 2025.06.17車中泊避難の実証実験 熊本市とBosai Techと連携 2025.04.15熊本地震から9年 情報学科 亜原理有教授が熊本市・Bosai Tech(株)と協力し車中泊避難支援へ 2025.03.26熊本市 在宅・車中泊避難者等の支援の手引き(車中泊避難者支援版)」を情報学部 亜原理准教授が中心となり取りまとめを進めています 2025.02.03BosaiTech株式会社が崇城大学発ベンチャーに認定&特許取得 2025.01.07災害時の車中泊避難支援を目指して ― 熊本で初の車中泊イベントを開催 2024.09.27情報学科亜原理准教授が中心に「災害時の車中泊避難等の問題解決に向けた研究に関する連携協定締結式」
Smart Factory

スマートファクトリー

中小企業の製造現場では、人手不足、品質検査の属人化、設備や現場データの十分な活用が進んでいないことなどが、大きな課題となっています。 亜原理研究室では、AIによる品質判定やIoTを活用した現場の可視化を通じて、実際の製造現場に導入しやすいスマートファクトリー技術の研究に取り組んでいます。 カメラ画像、センサデータ、現場オペレーション情報を統合し、外観検査の自動化や工程の見える化を実現することで、現場改善に直結する実践的なシステムの構築を目指しています。

2018年より、本研究室は地域企業と連携し、AI技術を活用した産官学連携の共同研究開発プロジェクトに継続的に取り組んできました。 研究室内で完結する技術開発ではなく、実際の製造現場に入り込み、企業ごとの課題に即したシステム設計・実装・評価を行うことを重視しています。

GUI
GUI

    主な研究テーマ(一例)

  • 金属プレス部品を対象としたAI不良自動検出システムの開発
  • YOLOを用いた冷凍食品自動カウントシステムの開発
  • AI画像処理による酸素検知材の色判別システムの開発
  • カット機向け送り速度最適化のための重り制御システムの研究開発
  • AI技術を用いた商品サイズ自動検知システムの研究開発 など

    支援・連携先企業(順不同)

  • 株式会社福田屋(和菓子製造業)
  • 株式会社彦一本舗(和菓子製造業)
  • 株式会社ペコIPMパイロット(天敵昆虫生産業/害虫防除関連)
  • 株式会社吉川工業ファインテック(プレス加工品製造業)
  • 株式会社リンク(刺身冷凍品製造業)
  • 株式会社ゲイコー水産(鮮魚冷凍加工業)
  • 有限会社親和商事(料理素材冷凍品製造業)
  • 株式会社成和パッケージ(ビニール素材印刷業) 他12社
AI & Data Intelligence

AI・データインテリジェンス

AI/DATA
AI/DATA

亜原理研究室では、機械学習や深層学習を活用し、画像、数値、時系列などの多様なデータから意味のある知見を抽出する研究を進めています。 単に高い精度を追求するだけでなく、現場で理解しやすく、活用しやすいモデル設計や、結果の分かりやすい提示方法も重視しています。

画像認識による自動判定、予測分析による先読み支援、異常検知によるリスクの早期把握などを通じて、 データ駆動型の意思決定や知能化システムの実現に取り組みます。

    主な研究テーマ(一例)

  • 多様なデータソースの統合解析
  • 現場で使える精度と説明性を両立したモデル設計
  • 意思決定支援から自動化までを見据えたシステム実装 など
Robotics

ロボティクス

センサ情報をもとに状態を把握し、実環境で安定して動作する仕組みを構築することは、防災支援システムやスマートファクトリーの実装において重要です。
亜原理研究室では、ロボティクスを単独のテーマとしてだけでなく、IoTやAIと組み合わせたフィールド実装の基盤技術として位置づけています。 研究成果を「見える化」から「動く仕組み」へと発展させ、実社会で運用可能なシステムの実現を目指しています。

GUI
GUI

    主な研究成果

  • SOJO RoboCons(崇城大学ETロボコン研究会)
  • 複数並列型ロボットに関する研究
  • 装着型リハビリ支援システムの開発
  • 読み聞かせブック・リーダ・ロボット「二宮くん」の研究開発
  • 空港内搬送案内ロボットのアプリケーション開発
  • 装着型上肢運動支援ロボット(食事介護)の研究開発
  • 配管内遠隔検査補修ロボットシステムの開発
  • アクロバティクス二足走行ロボットの研究開発
  • 下水道管渠検査ロボットの研究開発
Collaboration

研究の進め方と共同研究のかたち

亜原理研究室では、課題発見から試作、評価、実証までを一貫して進めることで、研究成果を社会実装へとつなげています。 現場や地域の課題を丁寧に把握し、技術選定、システム設計、試作開発、評価実験、実証を通じて、導入可能性までを見据えた研究開発に取り組んでいます。

研究プロセス

  1. 現場・地域課題の把握と要件整理
  2. 要素技術の開発・選定とシステム設計
  3. 試作開発と評価実験
  4. 実証と改善によるブラッシュアップ
  5. 導入可能性の検証と社会実装

共同研究でできること

企業や自治体が抱える現実の課題に対して、AI、IoT、データ分析、ロボティクスの視点から、課題整理、技術提案、試作開発、実証支援を行っています。

課題整理 PoC 試作開発 実証支援
Outputs

研究成果・関連情報

韓国海外研修プログラムの様子

Google Scholar

主要論文や被引用状況など、研究室の学術的成果を確認できます。

View Scholar

ResearchMap

論文、著書、特許、研究プロジェクトを含む研究業績の一覧を参照できます。

View ResearchMap
Next Action

研究室見学・共同研究のご相談を歓迎します

学生の研究室配属の検討をはじめ、企業との共同研究、自治体との連携など、
本研究室の取り組みに関心をお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。